ブリッジとインプラントの費用比較：どちらが高いのか？

ブリッジとインプラントの費用を比較すると、一般的にインプラントの方が高額です。インプラントの費用は、1本あたり約30万〜40万円が相場です。これは、インプラントが外科手術を伴い、人工歯根を顎の骨に埋め込むため、技術料や設備費用が高くなるためです。一方、ブリッジの費用は保険適用の場合、1本あたり約1万〜3万円程度です。保険適用外のブリッジでも、5万〜15万円程度で済むことが多いです。ブリッジは隣接する健康な歯を削って支えにするため、外科手術を必要としない点が費用を抑える要因となっています。インプラントは長期的な耐久性があり、10〜15年程度の寿命が期待できます。一方、ブリッジの寿命は7〜8年程度とされています。そのため、初期費用は高くても、長期的な視点で見るとインプラントの方がコストパフォーマンスが良い場合もあります。どちらの治療法を選ぶかは、患者さんの経済状況や治療に対する優先事項によります。経済的な負担を抑えたい場合はブリッジが適していますが、長期的な使用感や耐久性を重視するならインプラントが良い選択肢となるでしょう。